数奇な体験と大きな気づき

前にやっていたブログについて書いてみようと思う。

前回記事の続きを書く前に補足として、、。

 

 

わたしは以前のブログを2016年の1月10日に開始した。

 

当時は一人暮らしをしていたけれど、わたしの生活は色々上手くいかなくなっていた。

追い詰められた気分になっていたんだと思う。

 

掛け持ちをしていたけれど、毎日会うどちらの職場の人達も仲良くしてくれていたし、

人前では明るく振る舞ってしまうためパッと見は元気だったかもしれない。

 

でも、本当は、、

心が寒々としていた。

 

孤独だった。

 

正直昔から生きる意味なんてわからなかったけれど、この時期はまさに迷走していた。

 

 

「もう疲れた、、。」

 

心の中ではいつもそれが聞こえてきたけれど、誰にも本当の気持ちを言えなかった。

 

 

 

 

それがどういうわけだか、この迷走期にいろんなブロガーさん達のブログに出会い、ブログで自己開示というのをやってみたくなった。

この状況が変わるならもう、なんでもいいか。。

 

もうお金も、頼る人もいないし。

 

 

すごく怖かったけど、目の前の現実をどうにか変えたいという気持ちと勢いでやってみたら、、思った以上に楽しかった。

 

 

始めた動機も、目的もすごくネガティブなものだったけれど、ただひとつわたしを救ってくれたのは

 

この『書くという楽しさ』だった。

 

 

 

わたしはこの時、人生で初めて注意深く自分の心の動きに目を向けてみたのかもしれない。

 

毎日毎日、自分は今、何を感じているんだろうか、、?

今日はどんなことをブログに書こうか?

そんなことを意識して約3ヶ月間、1日も休まず書いた。時には一日に2、3記事書くこともあった。

 

今でも書くことは楽しいけれど、この時こんなに楽しかったのは

ずーっと無視して溜め込み続けた自分の本当の気持ちを思いっきり出せる、ということに快感と感動を覚えたんだと思う。

 

 

 

もう人付き合いにも疲れていたから、わたしの実生活の本音やら、性やお金といったタブーに触れる過激な記事まで、、

全てをぶちまけるように書いて、それをLINEやらFacebookやらにも投稿した。

 

 

アクセス数が上がればもうなんでもいい。

これが本当のわたしです。

引くならいいよ、いっそのこと引いてください。

 

当時は半ば投げやりな気持ちでもあったかな。笑

そんな変なことしても前から気を使わずにいられた友達とは仲良くできてるから、これで良かったんだと思う。

 

 

 

 

たかが 3ヶ月、されど3ヶ月。

 

いろんなことがあった。

 

毎日毎日、自分の心の動きに目を向けてみたら、いろんなことに気がついた。

 

 

本当にいろんなことがあったけれど、一番大きな気づきは父とのことかもしれない。

 

わたしは厳しい父親に対して自分が愛されていないとずっと思い込んできたし、わたしもそんな父親が嫌いだと思い込んでいた。

 

でも確かその時、父が目の手術をすると聞いて心が強く動くのを感じた。

 

そこから、自分の心の中を奥深くまで探ってみた。

昔のことを思い返したり、、

今、何を感じている?本当はわたし、、どうしたかったんだっけ、、?

 

沢山自分に聞いてみたら、蓋をしていた所からどんどん出てきた。

 

 

お父さんは、ちゃんとしていないと幸せになれないと思ったからわたしに厳しくしたのかな、、でも本当は、もっと褒めてほしかったな、、

 

昔は、自然公園とか二人で行ったりしたのにな、、。

今からでも遅くないなら、仲良くしたいな。

 

 

そこまで出てきた。

それまでずっと意地を張って実家にも帰らなかったわたしが、父にメールをしてみた。

 

夜、病院の消灯時間が来てしまいやりとりを最後まで続けられなかったけれど、ひとつ、大きな胸のわだかまりを無くせた気がした。

 

布団の上でメールを打った後、その日は泣きながらブログを綴った。

 

 

と、ここで終わればめでたしめでたし!

だがこの約1ヶ月後、事件が起こりブログもバレ、家族会議でわたしは猛否定される。(特に父に)

そして一人暮らしを止め、実家に強制送還されることになる。

 

今になってやっと笑えるネタになったが(家族の前では今でも絶対笑っちゃダメ。笑)

当時のわたしは心をバキバキにし、再び家族に対して殻を作る。でもそれも仕方なかったと思う。

25年近く本音で話しもしないで築き上げてしまった壁は、そんなひとっ飛びでは崩せない。

 

そこからまた葛藤があったんだけれど、、それはまたいつか、話すことにしよう。

 

 

 

他にもわたしはいろんな経験をした。

 

 

自分のことをブログで全部出すと自分の魅力が出てきて、それに気づいた人が会いに来るよ。

 

というのを素直に受けとめ、わたしは実践してみることにした。

 

 

なーんにもできないけれど、聞いてくれたことに関しては何でも答えます!わたしのこと、ブログのこと、、。会いたい人はどうぞ!

 

 

↑みたいな告知文を書いて交通費と3000円でやってみた。

 

 

ら、、なんと、6人の人が来てくれた!

しかも、帰って封筒を開けたら1万円も入れてくれた人もいてものすごくびっくりした。

 

 

他にも、実験的に

「お金くださーい」って口座番号を載せてみたら3人の人がお金を振り込んでくれた。。

 

え!うそ!!って感じだけれど、本当のこと。

 

当時は顔も本名も出して、、、考えること、お金のこと性のこと、ぜーーーんぶ書いたから、それに価値を感じてくれる人がいたり、面白く読んでくれる人も多かったのかもしれない。

 

多分、ファンみたいな人達がいたんだと思う。

 

3ヶ月でわたしのブログに読者登録してくれた人は350人近くなっていた。

 

 

だからその気になれば、読者もアクセス数もそれなりには伸ばせることを知っている。

でもそれに気がいきすぎて楽しく書けなくなったから、今は自己満足を第一に書いている。笑

 

 

 

わたしは日々書いていくうちに、自分が当たり前に気づくことは他の人にとっては特別なことなんだと知る。

 

コメントをくれる人とのやりとりや、読者さん達との交流でそれを教えてもらった。

 

 

でもこれはわたしが特別だ、ということではまったくない。

 

人は誰でも自分にとっては当たり前にできる、『すごい部分』を持っている。

でも本人はそれが普通であるがゆえに、全く気づいてないことが多い。前の記事で登場した店長も、彼も漏れなくそうだ。

 

 

目の前でそれを見ているわたしはとてつもなく歯痒い。だからこれから、本人達がウザいと思うくらいに「あなたのここは素晴らしい!!」としつこく言うことにしよう。笑

 

 

本当はこのまま続けて書いていきたいが、そろそろ眠いのでまた明日にする。

 

 

 

読んでくれてありがとう。

おやすみなさい。

 

 

つづく。