スクリーンのこっち側
久々に落ち込んだ。
自分の気持ちの切り換え方とか、意識の向け方を研究し出してから落ち込んでも立ち直るまでのスピードがどんどん早くなってきている。
だから、ちょっと嫌な気分になったとしてもあまり落ち込まなくなった。
落ち込まなくなったというか、、
素直に落ち込んでから本当の望みを抽出するまでの時間が短くなった。
だから『本当は、、』の記事でも書いたように、彼が彼女と同棲していることを聞かされたときも相当ショックだった。
が、、、落ち込んでから立ち直るまでわずか一日かそこらだったと思う。笑
今回はその時よりもひどく落ち込んだと思っていたが、金曜の夜にそれがあってから立ち直って彼にLINEを送る日曜の夜までわずか二日だった。
おかしいな。体感的にはもっと長く感じたはずなのに、、。
ちなみにわたしは元々気持ちの切り替えというものがすごく苦手だ。いつまでも忘れられなくてグチグチ考えてしまう。
そして根深い性格のため相手が心から謝ってくれない限り、笑っていても心の中では絶対に許さない。そーいう面倒くさいタイプの人間だ。
だから、今回のことももっと長く落ち込んでてもおかしくはなかったと思う。
それがこうなったんだから自分も変わってきたなって実感する。
前置きが長くなったが、金曜の夜、わたしは店長と都内に飲みに行った帰り彼と会った。
なんでも彼女も飲みに出掛けているから、すこーしなら、、ということで会いに来てくれた。
もうかなり遅い時間だったから長い時間一緒にいられることは期待していなかった。
が、会って10分もしないうちに彼のケータイが鳴ってしまった。
ひどくがっかりしているわたしの耳に、明るく楽しそうな女の子の声が飛び込んできた。
彼を迎えに呼ぶ電話だった。
胸の辺りがぎゅうっと苦しくなる。
一瞬の間にいろんなことを考えた。
どんな子なのかなぁ。可愛いのかな、、?
楽しそう、、こんなに悲しい気持ちになってるわたしのことなんて知らないもんね。。
なんで彼は彼女からの電話をわたしの隣で取るかなぁ、、。
と、思ったら、彼の妹だった。
(電話取る前に妹だって言ったらしいけど、聞こえてなかった)
あれ?妹からなんでお迎え要請があるの?
と思ったら、
彼女は彼の妹と飲みに行ってるから、、らしく、、、
わたしの心はここで一回バキッとやられた。
恥を忍んでこのときのわたしの心情を開示していくと、、
とてつもない疎外感を感じていたのだ。
わたしが入り込めない世界がもう、どんどん出来上がっている。。
それをまざまざと見せつけられたような気分だった。
そして彼を取り巻くその世界から、わたし一人がポツンと弾き出されてしまった。
何も知らない電話の向こうの女の子達は、それはそれは楽しいだろうに、、
それに対してわたしは、、、、、。
そう思うと自分の孤独感はより一層強烈なものになった。
彼女、彼の妹とも繋がってるんだ、、
外堀埋められたー、、とも思った。
わたしは今まで結婚したいとかあんまり思ったことないんだけど、よく雑誌とかで目にする、、
彼と確実に結婚したいなら彼の友達や家族と親しくなって、外堀から埋めていけ!みたいなやつ。
そんなことまでわたしの頭のなかを駆け巡った。
そうこうしているうちに、また彼の電話が鳴った。
今度は車から出て行ったから、彼女かららしい。
もう本当に、、、もんのすごく嫌な気分だった。
お酒も入ってたせいか、気持ちの触れ幅がいつも以上に大きかったかもしれない。
車に戻ってきた彼につい、
「もう死にたい、、」なんて漏らしてしまった。(今思うとメンヘラみたい💦)
自分の呼吸も、鼓動も、、速くなっていた。
自分の中で
まりちゃん、もう泣いていいよ。
そんな声が響く。
わたしはあまり泣かない人だ。
感動して涙することはあっても、悲しくて泣くのは好きじゃない。
特に男の子の前ではほとんど泣いたことがなかった。
でもこの時は、、、泣きたかった。
我慢しようと思ったらできたと思う。
でも、この時のどうしようもないくらい悲しい気持ちを表現できるのは涙以外なかった。
隣で彼が動揺しながら謝ってくる。
しかし、それと同時に
「もう行かなきゃいけないんだ、、」
(↑早く車を降りてくれの意。爆笑)と何回か言われ
内心「うっせーな💢」と思いながらも別れ際は笑って家に帰った。笑
わたしは家に帰ってからも泣いていた。
泣くのが嫌なのは顔がひどく不細工になる上に、本当に悲しくて涙のダムが決壊してしまうとなかなか止まらなくなってしまうからだ。
彼の周りにはわたしの入れない世界がある、、
そう思ったら急に彼が遠い存在に感じた。
寂しかった。
普段はどうしても仕方のないことだとわかっていても、彼が必死にわたしの存在を隠して彼女といることを思うと、
なんだか自分の存在を消されているような、、無視されているような気にもなった。
そして、年末年始は実家に帰って来るから会おうね、なんて言ってたけど、
まさか、、彼女も一緒に帰ってくるんじゃ、、、
もしかしてわたし、ぬか喜びしてるのかも、、
考えれば考えるほど嫌な考えしか出てこない。
次の日も、前向きになれそうな考え方をしてみるが、、
ムリ!全然そんな気持ちになれない(泣)
というのを繰り返していた。
しんどい、、、
何か、わたしが少しでも楽になれる捉え方はないものか、、
目の前の現実が変わらないなら、せめて、、
と思っていたら、やっと思い出すことができた。
わたしは『わたしの見ている世界』の登場人物ではない。
わたし以外の人はみんな、登場人物。
彼女も、彼の妹もそう。
そこに自分自身も同じように登場させてしまうと、なんだか仲間外れ感が否めなかったけど、、
この教えを思い出したら心がふっと軽くなったのを感じた。
『わたし』はスクリーンのこっち側にいるんんだった!!
比べて落ち込むこともないし、っていうか、そもそも比べられるものでもなかったんだ!!
そう思ったらあんだけ嫌だった二人が仲良くしてるって事実も
はぁ、、それが?どうかしたの??
わたし自身には関係ないことだもん♪
わたしも何か楽しいことして過ごそー♪
となってしまった。
忘れていたけれど、自分という存在はいつでもそう。
現実というスクリーンのこっち側にいる。
もちろん誰でもそう。
現実に振り回されないで!
これはわたし自身に向けて言っていることでもある。
明らかに誰かに傷つけられた、って訳ではないのに心が敏感に反応する場合、
何か思い込みが隠れているか、もしくは、、、
スクリーンのこっち側にいることを忘れている、、。
さて、彼に会ったら何て言おうか、、
いろーんなことを感じて一瞬絶望したけど、
結局こうして冷静になってみたら全部妄想でした。爆
彼の周りの人が何をしようと、彼にも、わたしにも、関係ないもーん!
いろいろ気づかせてくれてありがと!
車から早く降りて攻撃はイラッと来たけど、変わらず大好きですから。
では、つづく。